日野川を支える人々

ホタルが乱舞する公園を守り支える人:門村勝美さん

株式会社コーセン
門村さんは江府町在住で日野川水系船谷川のほとりにある江府町せせらぎ公園をボランティアで整備されています。

せっかくある公園をみんなに使用してもらいたい、又、町外の人も観光などで訪れてほしいという思いから草取り、整地、芝の管理、木の手入れなどされています。
その成果により、グラウンドゴルフ場をはじめ、桜並木周辺など見違えるように美しくなりました。本当に頭が下がります。

この公園は春は花見、初夏にはホタルが乱舞し、夏は公園内を流れる小川で涼しくなれる隠れた名所です。(せせらぎ公園の詳細はこちら)

「川は生きている」この想いを伝え支える人:(株)コーセン 代表取締役 川端登志一

株式会社コーセン
日野川近くに住み幼少期から日野川で遊び育った川端。
現在も渓流釣りなど川遊びをこよなく愛す日野川マニア。
日野川漁協の会員でもあり、渓流魚放流のお手伝いなどもしています。

会社前を流れる船谷川の護岸清掃を社員全員で実施しており、江尾の夏祭り(江尾十七夜)の前には特に気合いを入れてやっています。

よく世界史の授業で登場した世界四大文明。
エジプト文明はナイル川、黄河文明は黄河・・・。それらに共通すること。それはみな「川」から生まれたものだということ。
人々の暮らし、そして町の発展に欠かせないものこそが「水」であり、地元に住む人たちは「川」を愛し、神聖なものとして祀り、崇め、月日を重ねてきたのです。

もちろん日本各地にも、様々な「大河」が存在します。
ココ鳥取県とて同じこと。
霊峰大山の麓、県西部に位置する米子市、日吉津村、伯耆町、江府町、日野町、日南町。これらの町を縦断する川こそが「日野川」であり、それぞれの町はこの日野川の恩恵を受け、これまで長い“時間”を刻んできました。
「川」の歴史。
そこには人々の営みが創り出したそれぞれの歴史、そして物語も同時に存在し、数百年、数千年経った今もなお、我々がそうであるように、未来に向け大きな「力」を与え続けてくれるのです。
絶えず流れ続け、移りゆく時代には決して流されることのない不変性、そして常に美しさと雄大さを保ち続ける日常性。
そっと地元の暮らしを見守り続ける心の広さと温かさ。
「日野川」には、“母なる大河”の趣を感じてしまいます。

深呼吸する「川」
私たちは命宿るこの「川」の想いを伝えていきたい

時に荒れ、時に穏やかに・・・
その時により様々な「感情」を見せる日野川に、我々は「命」が宿ると信じています。
この「感情」こそ、喜び、怒り、哀しみ、楽しみ、人間に宛てた切なるメッセージ。
「川は生きている・・・」
我々は、そのことを理解し、そして後世に伝える代弁者でありたい。
だからこそ、未来に向け日野川の「命」を守っていかなければならないのです。

川を愛し、川の“宝”を授かり、川と暮らす。
我々「コーセン」は、この美しい日野川とともに、これからも「歴史」を刻んでいくつもりです。
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